その日、私は何気なく旦那の部屋に入って、そして見つけてしまいました。
ホテルの領収書です。
日付は9月、確か同じ頃北海道出張に行っていた覚えがあり、二泊三日でお土産も買って帰ってきていました。
目を疑ったのはその金額です。一泊15万円以上の特別室のような部屋に宿泊していました。実際にそれを見て、怒りよりももう呆れですよね。もう笑うしかない、そんな感情が膨れ上がって、もう確実にこの男と別れる証拠を手に入れるしかないと思ったのです。
それには相手の女性が誰なのか明らかにする必要がある、そう考えた時、探偵に依頼することが最善策だと思いました。
費用面諸々いろんな不安点はありましたが、とりあえず無料相談だけでもしてみてから考えようと、その日のうちに行動に移すことにしました。
ちなみに、この時見つけた大事な証拠の領収書は、コピーを取って、ばれないようにまた同じ場所に戻しておきました。
探偵を探す日常がやってくるなんて、まるでドラマみたいだなと客観的に見ている自分、そして心臓がバクバクしていて、紛れもなくこれは自分におきていることなんだと再認識する中、「探偵」「おすすめ」で検索を開始していきました。
ここから、怒涛の三か月が幕をあけます。